建築模型 講座

建築模型について

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建築模型を簡単に説明すると住宅や施設などの建物の図面を元に作られた立体的な完成予想模型となります。

 

この建築模型は建築の事がほとんどわからない一般の素人には最適です。専門家である建築士であれば図面上の説明でも完成した形をイメージできますが、建築図面で色々と説明されてもイメージが掴みにくい素人の方でも分かりやすいものとなっています。専門家が模型化することでイメージを掴みやすくするわけです。

 

この建築模型にも種類があり、スタディ模型、プレゼンテーション模型、演出模型などがあります。まず初めに設計内容を確認するために建物の大きさや間取りなどを検討するためにスタディ模型が作られます。このスタディ模型では内部の間取りが確認できるように分解模型を作るときもあります。例えば2階建ての建物の場合は屋根部分を外して2階の間取りを検討してみたり、2階部分を切り離して1階の間取りを確認したりするときに使用したりします。

 

さらに進んで設計図面が完成した段階で実際の完成予想と同じような素材を使用して模型化したものがプレゼンテーション模型と言います。

 

プレゼンテーション模型では壁や屋根なども着色されるので建物の外観もイメージできるようになっています。また、博物館や資料館などで展示してある模型を見たことがあると思いますが、これらは演出模型、展示模型などと呼ばれ動きや仕組みなどを説明するのに作ります。展示模型のポイントはとにかく見栄えを良くすることが重要になってきます。

 

建築に関しては間違えたからと言って簡単に修正ができるものではありまんせんので、ミスやトラブルを未然に防ぐためにも建築模型の果たす役割は大きいと言えるでしょう。


建築模型士になるには

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建築模型に興味を持っている人で近い将来建築模型士になりたいと考えている人もいると思います。建築模型士と言う言葉はあっても正式には国家資格で認められた資格などは必要がありませんし、また民間の資格などでも正式な資格はありません。

 

厳密に言えば建築模型を作る人を建築模型士と便宜上呼んでいるに過ぎません。では建築模型士と名乗るにはどうすれば良いのでしょうか?建築模型士を名乗るには何処かの団体に所属する必要はなく、建築模型を作る技術があれば誰でも名乗ることはできし、自分の名刺にも建築模型士と記載することはできます。そういう意味では簡単に名乗ることができるので権威がないとも言えます。

 

建築模型士と言う呼び名が世間一般に浸透してきたのはテレビ番組のTVチャンピオンの影響が大きいと思います。簡単に建築模型士を名乗ることができる反面その中を勝ち抜いていくには必要最低限の技術を身に付ける必要があります。

ただ単に工作が好きで得意だと言うだけでは成り立たない世界で専門の技術と知識が要求されます。基礎となる建築の知識を持っていないとなりたちません。在宅ワークで建築模型を作って仕事をしたいと考えている人やフリーで活動しようと考えている人も、この点をしっかりと理解しておかないと、仕事の依頼をしてくれるクライアントの要求に応えることができません。

 

現在フリーで建築模型士をしている人や在宅ワークとして建築模型を作っている人の多くは初めは会社勤めで技術と知識を学びそこから独立していった人が多いです。ですので一から建築模型を学んで仕事として考えている人は大変な努力が必要となることを肝に銘じて励んでください。